3月2日から始まったVANSヨーロッパチームとのストリート撮影
ヨーロッパのスノーボード雑誌の記事にもなるこのトリップに年明けにオファーを貰いずっと準備をしていました。
良く聞かれるんだけどいつも海外からのオファーはfacebookのメッセージできます。
去年のSnowboarder Magazinの記事を見て俺の事を知ったみたい。
今回のメンバーは
ベニー アーバン、サミ ルティネン、ウィル スミス、サミ ウィリーのライダー4人
カメラマンのマット、フィルマーのティム、VANSヨーロッパのチームマネージャー ブルーノ
日本では中々無いチームマネージャーが同行するトリップ
ライダーは常にチームマネージャーに見られているからトップは結果を出さないとダメだし、若手的にはアピールのチャンス。
旅費からレンタカー、生活に俺の分も全てがVANSの支払い。
滑ってみたかったベニーが居たのは嬉しかったね！
THIRTYTWOのプロチームだったベニー
1月1日からVANSに移籍したらしい。
日本に来た時はまだ発表されていなかったけど今日発表されたね！
https://instagram.com/p/BC-WLaQGXp3/
ベニーはVANSに移籍して最初のトリップみたい。
サミ、ウィルはフルパートを見た事あってかなりやばいライダーってのは知っていたけどセスは初めて知ったライダーだったね。
今年はゲレンデにすら雪が降らないので街を滑る俺たちにはかなり大変なシーズンだったけど撮影が始まる前に雪のある場所を確認して無駄の無い撮影プランを立てました。
彼らは日本にやばい映像を撮影する仕事できている。
僕はそれを任されているし仕事にもなっているからね。
まずは長野からスタート
今まで海外クルーが撮影していない場所をメインに撮影しまくったよ。
しかし長野は雪が少なすぎて予定より早く新潟へ移動しました。
1日2ヶ所ペースで撮影
僕もやりたい場所ではしっかり滑ったしやらない場所ではライダー達が率先して滑るライダーの為にスタッフとして動きます。
みんなが思う以上に撮影現場はプロの現場感があります。
今回はたまに日本人フィルマーが来てくれたけど基本的には僕だけが日本人だから本当に大変だったね。
もちろん会話の全てが英語だし助手席にはずっとフランス人、分からない表現とかがあると毎日寝る前は勉強してました（笑）
これを載せると賛否両論あると思いますが海外チームと動いていていると警察沙汰になります。
理由は田舎に外人がいると目立つし
スキー場じゃない場所でスノーボードをするのは目立つからね
もちろんゲリラ的に撮影しているから仕方ない時もある
お巡りさん曰く暇な奴が通報するんだよね（笑）
警察は基本的には良い人が多くて一緒に写真撮りませんかって言ったらピースはしないけど良いかな？って（笑）
お巡りさん最高にクールだよ！
こんな日もありましたが毎日順調に撮影をしました。
僕は去年撮影した場所も多かったから滑らない日が多かったね。
結果俺は5カット残せたね！
やりたい場所で撮影出来たし日本人だけでは中々出来ない場所だらけだしね。
2週間の撮影で本当に精神的にも肉体的にもかなり疲れたし
撮影する場所は全てがミスったら大怪我するか再起不能になる場所だから本当に怖かったね。
外人ライダーが良く言うのがメンタルバトルって言葉
出来る気持ちや自信とミスをしたら…って気持ちが頭の中で戦っている。
軽いノリでは絶対に出来ないし
でも残したい気持ちもある。
でもミスをしたら病院送り確実だからね。
結果全員怪我無く終われたのは本当に良かったよ。
やっぱりベニーは上手かった。
ベニーと一緒に撮影する事が多かった。
ベニーはグーフィー、俺はレギュラーだから技が被らないのも理由。
サミはカット数は少ないけど俺の常識を遥かに超えるロケーション、トリックを残した。
ウィルは俺が残せなかった場所でヤバイの決めたし1番カットが多かったんじゃ無いかな。
ここは本当にやりたい場所だったし良いのが残せなかったのは悔しかったよ。
久しぶりに泣きたくなったわ…
でも残せたら最高にエキサイティングするだろうし
最高の評価をされるからね
だから俺たちは逃げたくなるけど恐怖心と戦って撮影し続けるんだと思う。
だから俺はストリートで滑る事を辞めれないんだと思うね。
夕飯はしゃぶしゃぶ、焼肉、ハンバーグと肉ばかり
ラーメン、牛丼、回転寿しは1回づつ
朝のコンビニでは全員合わせて13000円くらい使い
夕飯では3.4万使う
支払いは全てVANS
2週間の撮影で300万は余裕で使ったね。
ライダーのモチベーションも上がるだろうし
ヤバイ映像が残るだろう。
日本のメーカーは滑らない人が多いし
現場になんかまず行かない
本当に羨ましかったし
日本と海外の差を見たね。
今回のトリップで1番の出来事はベニーのプロジェクトに入れてもらえる事になった。
だから来年もやるよ。
年齢を言い訳にしないで沢山努力して結果を残します。
